「第53回 日本形成外科学会総会・学術集会」にて、鎌倉統括院長が 『豊胸術』 に関する講演を行いました。
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第53回 日本形成外科学会総会・学術集会
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■日時:2010年4月7日(水) 18:00~19:30
■場所:石川県音楽堂コンサートホール
■テーマ:乳房インプラントによる豊胸術、再建術の要点
■講演プログラム:
1.がん専門病院における乳房インプラント再建
2.大学病院における乳房インプラント再建
3.私の豊胸術
4.乳房インプラントとヒアルロン酸の適応と結果
5.パネルディスカッション
[写真]クリックで拡大表示 --- 鎌倉統括院長の講演内容 ---
■私の豊胸術 ~手術プランと手術手技そしてアフターケアに至るまで~
健常な女性が自らの乳房増大を希望し行う豊胸術は日本のみならず世界各国においても極めて一般的な方法である。豊胸術にはインプラント挿入法、ヒアルロン酸注入法、脂肪注入法、脂肪組織由来幹細胞移植法などがある。インプラントを用いた豊胸術はこれまでの豊胸術の主流であり、インプラントの改良、手術手技の改良がこれまでの豊胸術の進歩を支えてきたといっても過言でない。しかしながら、手術を行うにあたっての手術プランに画一的なものはなく、これまでは担当医の経験や予測によるところが大きかった。
今回、患者の胸郭や乳房の皮膚、乳腺の状態を数値化し、患者の要望を盛り込むことによって得られるデータから手術プランの作成を行うことのできるBio Dynamic(TM) Breast Analysisとうソフトウェアを用いた。
また、手術方法にはいくつかあるが、今回は経腋窩的に大胸筋膜下にインプラントを挿入する手術方法についてビデオとともに解説する。
さらに、アフターケアとしてまずは、カプセル拘縮を予防することが先決である。カプセル拘縮を起こした場合の対処法も色々あるが、カプセル拘縮を起こしていないにも関わらず、その感触や外観の不自然さを訴え、インプラント除去を希望する患者も少なくない。
我々はこれらの患者に対し、インプラント除去と同時に脂肪組織由来再生細胞を豊富に含んだ脂肪を移植する方法を行い、良好な結果を得ているので、併せて症例を紹介する。
[画像]Bio Dynamic(TM) Breast Analysis操作画面 --- 関連情報 ---
≫聖心美容外科統括院長 鎌倉達郎医師プロフィール