重瞼線部切開法の特長
重瞼線部切開法とは?
重瞼線部切開法は、上まぶたのたるみの原因となる余分な皮膚や組織、脂肪を取り除き、すっきりと若々しい目元に改善する手術です。
加齢により上まぶたがたるみ、視野が狭くなり、眉を持ち上げることで、筋肉が常に緊張状態になることで、肩こりや頭痛を引き起こします。
さらに、まつ毛が眼球側に向かう「内反まつ毛」や額のシワの原因にもなります。 重瞼線部切開法は、上まぶたのたるみを改善し、目元の印象をすっきりと若々しくするだけでなく、日常生活での負担も軽減できます。
手術は二重ラインに沿って余剰皮膚を取り除くため、傷は目立ちにくく、元々一重の方でも自然な仕上がりが期待できます。
まぶたが厚くない方や、メイクで傷跡をカバーすることが難しい男性にも適した方法です。 ただし、まぶたが厚ぼったく見えることがあるため、適切な判断のもとで施術を行うことが重要です。
眼瞼下垂を伴う上まぶたのたるみも改善
上まぶたのたるみの中には、眼瞼挙筋(がんけんきょきん)というまぶたを持ち上げる筋肉が弱まって目が十分に開かなくなる「眼瞼下垂(がんけんかすい)」の症状が見られる場合があります。
眼瞼下垂には、先天性のものや外傷、加齢、神経筋疾患、長期のコンタクトレンズ装用による後天性のものがあります。
この症状が進行すると、視界が狭くなったり、まぶたが重く感じられ、日常生活に支障をきたすほか、頭痛や肩こり、眼精疲労の原因となることもあります。
このような症状がある場合は、重瞼線部切開法と眼瞼下垂治療を同時に行うことで、より効果的な改善が期待できます
まぶたの状態に合わせた4つの手術方法
目の上のたるみ取り手術は大きく分けて4種類あります。まぶたの状態に応じた手術方法により、若々しい理想の目元を実現します。
手術方法 | 適応症例 | メリット | デメリット |
重瞼線部切開法 | 上まぶたのたるみ 眼瞼下垂 ※(軽~重度) |
たるみだけでなく、眼瞼下垂の治療や二重形成も同時に可能 | 術後の腫れがある |
眉下リフト(眉下切開) | 上まぶたのたるみ 上まぶたの厚み |
たるみだけでなく、まぶたの皮膚の厚みも軽減できる 術後の腫れが少なく、回復も早い |
元々の眉毛ラインが細くなる ⇒眉墨ラインに沿って切開する為、メイクでカバーすることが可能 |
眼瞼下垂(埋没法) | 眼瞼下垂 ※(軽~中程度) |
術後の腫れが少なく、回復も早い | 術後の腫れがある ⇒眉下切開法も同時に行うことで回避可能 |
眼瞼下垂(腱膜縫縮法) | 眼瞼下垂 ※(軽~重度) |
重度の下垂も改善可能 | 術後の腫れがある |
※ 眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、眼瞼挙筋と呼ばれる上まぶたを持ち上げる筋肉が弱まってくることでおこる、十分に目が開かない状態のことです。