下眼瞼切開術/下眼瞼除皺術/ハムラ法の特長
目の下のたるみ取りとは?
目の下のシワやたるみは、年齢を感じさせる大きな要因です。この部位は比較的若い頃からたるみが現れやすく、細かいシワやたるみが影を作り、クマのように見えることがあります。たるみが進行すると、目袋のように膨らんで見える場合もあります。
さらに、目の下に脂肪が溜まり、ふくらみが目立つことも。このようなケースでは、余分な皮膚やたるみを除去し、まつげの付け根付近で丁寧に縫合することで、若々しくすっきりとした印象を与えることができます。この手術は、フェイスリフトと同時に行うことを希望される方も多い施術です。
目の下のたるみの原因
老化により、目の下の皮膚や筋肉(眼輪筋)、眼窩隔膜が衰えることで、眼球下の眼窩脂肪が前方に突出し、下まぶたが押し出されて「目袋」と呼ばれる目の下のたるみが生じます。また、加齢によって頬の皮膚が垂れ下がり平坦になることで、下まぶたのふくらみが一層目立ち、たるみやクマが目立ちやすくなることもあります。
目の下の脂肪量には個人差があり、生まれつき脂肪が多い方もいます。特に、目が大きい方や頬骨が張っている方は、目の下にたるみやクマができやすい傾向にあります。また、目の下に脂肪が多いと、皮膚の色素沈着が目立ちやすくなり、クマがより目立つ原因となります。
[Point 01] たるみ・目袋・深いシワを総合的に改善
ヒアルロン酸注入やPRP皮膚再生療法などの注入療法では効果が得にくい、皮膚のたるみが強い状態や目袋も手術で改善できます。
[Point 02] 傷跡が目立ちにくい
手術による傷跡が心配な方もいらっしゃいますが、目の下の皮膚は非常に薄く、体の中でも特に傷が目立ちにくい部位です。また、たるみの原因である眼窩脂肪を下まぶたの裏側から取り除く方法で手術すれば、皮膚表面に傷跡は残りません。
[Point 03] 髪の毛より細い透明な糸で縫合
縫合には髪の毛よりも細い透明な糸を使用し、傷跡が目立たないよう配慮しています。抜糸までの1週間は、まつ毛がもう一列あるように見えますが、その間でもメイクで腫れた部分をカバーすることができます。傷部分へのメイクは、抜糸後から可能です。
このような方におすすめ
✓目の下のふくらみが気になる
✓目の下がくぼんで影になっている
✓目の下の皮膚がたるんでシワが目立ってきた方
✓目の下の皮膚がたるんで老け顔にみられる方
施術比較
「目の下のたるみ」といっても、その原因はさまざまで、症状に応じた治療法を選択することが重要です。以下は主な原因です。
施術名 | 適応症例 | メリット | デメリット |
下眼瞼切開(皮弁法) 余剰皮膚・眼窩脂肪の切除 |
シワ、軽度のたるみ | 術後の腫れが少ない | 重度のたるみには効果が弱い、小ジワ(ちりめんジワ)は改善しない ⇒プレミアムPRP皮膚再生療法と併用で改善 |
下眼瞼除皺術(筋皮弁法) 余剰皮膚・眼窩脂肪の切除、眼輪筋の吊り上げ |
皮膚のたるみ(軽~重度)、筋肉のたるみ、脂肪のふくらみ、深いシワ | たるみ・目袋・シワをトータルで改善 | 術後の腫れや赤みがある、小ジワ(ちりめんジワ)は改善しない ⇒プレミアムPRP皮膚再生療法と併用で改善 |
ハムラ法 余剰皮膚の切除、眼輪筋の吊り上げ、眼窩脂肪の固定 |
皮膚のたるみ(軽~重度)、筋肉のたるみ、脂肪のふくらみ、深いシワ | たるみ・目袋・シワを総合的に改善、眼窩脂肪の切除は最小限にとどめるため、凹みの心配がない | 術後の腫れや赤みがある、小ジワ(ちりめんジワ)は改善しない ⇒プレミアムPRP皮膚再生療法と併用で改善 |
経結膜下脱脂法 下まぶたの裏側から眼窩脂肪を取り出す ⇒目の下のクマやたるみの原因を解消 皮膚を切開しないため、傷跡の心配もない |
目の下のふくらみ、クマ | 皮膚表面に傷が残らず、術後の腫れは少ない | シワが目立つことがある 皮膚のたるみは適応外小ジワ(ちりめんジワ)は改善しない ⇒プレミアムPRP皮膚再生療法やアグネス、ネオジェンスパと併用で改善 |
若々しい目元をつくるポイント
目の下のたるみ取り手術として、下眼瞼除皺術や経結膜下脱脂法を行うと、場合によっては目袋が残ったり、凹みが目立つことで、かえって老けた印象を与えることがあります(年齢やたるみの状態によります)。
このような場合には、眼窩脂肪の切除(脱脂)を最小限にし、凹んだ部分に脂肪を移動・固定するハムラ法が適しています。また、脂肪注入によってくぼんだ部分を改善することも一つの方法です。
さらに、目の下のたるみ取り手術では、小ジワ(ちりめんジワ)の改善が難しいため、プレミアムPRP皮膚再生療法やマシン治療のアグネス、ネオジェンスパを併用することで、たるみとシワを総合的に改善することができます。