アンカーMAXの特長
アンカーMAXとは
この治療は、メスで切らずに耐久性のある特殊な糸を皮下に挿入し肌のたるみを改善します。使用する糸は「PCL」(ポリカプロラクトン)という持続性に優れ、コラーゲンの再生を促す効果があります。糸は2〜3年かけて体内で自然に吸収・分解され、その過程でコラーゲン生成が活性化されるため、3〜5年にわたってリフティング効果と美肌効果が持続します。また、柔軟性を持つ糸であるため、肌の引きつれが少なく、より自然なリフトアップが期待できます。
アンカーMAXの3つの特長
①従来の2倍長持ち
②コラーゲン生成で美肌
③強力な引き上げ、
自然な仕上がり
① 持続性の向上(従来の2倍)
アンカーMAXは「PCL(ポリカプロラクトン)」という素材を用いており、この糸は従来のPDO素材の糸と比べて約2倍の太さがあります。
これにより、体内での分解・吸収に2年以上を要するため、糸が完全に分解された後もコラーゲンの生成効果が続き、長期にわたるリフティング効果が期待できます。
② コラーゲン生成の強化で美肌効果を向上
通常、糸を皮膚に挿入すると、体は内部組織が傷ついたと判断し、自己修復のプロセスを開始します。アンカーMAXでは、コーンのサイズを大きくし、その側面にコグ(突起)を配置しているため、皮膚を四方から強力に持ち上げます。
この改良により刺激される皮膚の面積が増加し、それがコラーゲンの生成も増大させ、従来のスレッドリフトを超えるハリのある美しい肌へと導きます。
免疫反応
アンカーMAXを皮下脂肪層やSMAS層に挿入すると、体はこれを異物と認識します。その結果、毛細血管が拡張し、アンカーMAXの周囲にまで伸びます。
また、これにより「マクロファージ」が集結し、「創傷治癒」と異物排除のための「免疫反応」が同時に発生します。このプロセスにより、体内の自然な修復機構が活性化されます。
※マクロファージとは 大食細胞と呼ばれる、体中ではたらく免疫細胞の一つ。微生物や老廃物、過剰産生物などの異物が表皮から真皮、粘膜上皮から粘膜下など、侵入してきた際にこれらの異物を食べる働きを持つ。
コラーゲン生成の促進
コラーゲンの自己増殖サイクルは以下のプロセスを経て構成されます。
1.線維芽細胞の活性化
マクロファージの働きや創傷治癒効果が線維芽細胞を活性化し、コラーゲンとエラスチンの生成を促進します。
2.毛細血管の発達
活性化された線維芽細胞に新鮮な血液(栄養や酸素を豊富に含む)が供給されます。これは、コラーゲンの増加によって毛細血管が発達するためです。
3.自己増殖のサイクル
これらの過程が繰り返されることで、コラーゲンの自己増殖サイクルが確立されます。
このサイクルにより、血液循環が促進され、肌の代謝が活性化し、結果として肌質が改善されます。コラーゲンとエラスチンの増加によって皮膚のハリと弾力が向上し、加齢に伴うシワやたるみの自然な改善が期待できます。
アンカーMAXを使用すると、その周囲にコラーゲントンネルが形成され、アンカーMAXが吸収された後もリフティング効果が持続します。また、アンカーMAXは皮下組織に与える刺激は広範囲にわたるため、コラーゲンの生成が従来よりも効果的に促進されます。
③ 3D構造による強化された引き上げ力
アンカーMAXに使用される糸は、「コーン」が特長で、従来の「コグ」に比べてコーンの数が2倍以上あります。これらのコーンは糸の中央から対向するよう配置されており、3D構造により相互に引き合い、より立体的で強力なリフト効果を提供します。
アンカーMAXが選ばれる理由
アンカーMAXでは、糸とコーンが一体化されており、従来の円錐形コーンがずれる心配がありません。これにより、挿入時の調整がより精密に行えます。さらに、糸の中心からコーンが向かい合う配置になっており、お互いが引き合うことで皮下組織を持ち上げ、立体的かつ自然な仕上がりを実現します。コーンの形状は平面的で、挿入後の違和感も少なく、自然なリフトアップ効果が実現します。
適応部位
糸の挿入方法
全体的に引き上げたい場合
こめかみの横から頬に向かって糸を挿入していきます。髪の毛の生え際から挿入するので、挿入直後でも傷跡が目立ちません。
マリオネットラインを引き上げたい場合
こめかみから頬へ、そして耳の下からマリオネットラインに向かって糸を挿入します。この二箇所からの挿入により、より立体感のある自然なリフトアップ効果を実現します。
アンカーMAXの適応について
タルミの度合いによっては、十分に診察・ご相談させていただいた上で、他のタルミ取りの方法をご提案させていただく場合がございます。 まずはお気軽に無料カウンセリングへご来院ください。
鎌倉統括院長おすすめ!「アンカーMAX」の効果をより長持ちさせるコツ
肌の弾力やハリ・ツヤ感を改善するカギはコラーゲンにあります。
①「アンカーMAX」を使用して皮下脂肪層(最も深い層)の周辺をターゲットに、
②「ドクターハイフ(ウルトラセル[zíː])」で主に真皮層を刺激し、
③「PICOフラクショナル」で表皮層のコラーゲン生成を促進し、肌のキメを整えます。
これらは異なる皮膚層に作用するため、肌全体が活性化され、若々しさが長持ちします。
「ドクターハイフ(ウルトラセル[zíː])」で真皮層のコラーゲン生成を活性化
「ドクターハイフ(ウルトラセル[zíː])」は、HIFU(高密度焦点式超音波)技術を使用したたるみ治療マシンです。従来機器に比べ、痛みを大幅に軽減し、1ショットの照射時間がわずか1.486秒と非常に短いことが特長です。施術時間は従来機器の約1/3と短縮されており、忙しい方でも気軽に受けられます。半年に1回程度の施術を続けることで、「アンカーMAX」の効果がさらに長く持続します。
表皮層のコラーゲン生成には「PICOフラクショナル」を
ピコレーザー(ディスカバリーピコプラス、ピコシュアプロ)は、従来の機器よりも迅速にレーザー照射が可能で、短時間の施術でほぼ痛みなく美しい肌へと導きます。3つの波長から治療目的に応じた選択ができるため、より効果的な改善が期待できます。特に「PICOフラクショナル」では、肌表面に200ミクロンの微細な穴を作り、これが修復される過程でコラーゲン生成が促進され、肌質が改善されます。定期的に受けることで、肌のツヤ感がさらに向上します。
肌に無数の傷をつけることで修復作用が働き生まれたての新しい肌に