鈴木 雅詞 医師に5つの質問

美容医療を志したきっかけを教えてください

もともと傷がきれいに治っていくことに興味があり形成外科を専攻しておりました。主に救急病院などで外傷を中心に診療にあたっており、ぐちゃぐちゃになった傷などがきれいに治っていくことに大きなやりがいを感じておりましたが、これ以上はきれいに治すことは困難という壁にも多々直面しておりました。もっときれいにもっとこうしたいという患者様の無限なる可能性に対し、自分自身がそのお手伝いができるかもしれない美容医療というものに大きな魅力と希望を感じ、志すようになりました。

美容外科医にとって必要な素質とは何だと思いますか？

患者様の本当に求めているものやイメージを引き出す力、それを正確に具現化できる技術、そのために新しい知識や技術を得るために向上心を持ち続けることです。

先生にとって「美しさ」とは何ですか？

自分の自信を生んでくれるものと考えています。外見に対してコンプレックスを抱えていてそれが克服できた時、こうなりたいという理想がありそれにとても近づけたとき、自信が生まれ、それにより考え方や行動に積極性がより強く生み出されるのではないかと考えています。私自身、形成外科勤務時に陥没乳頭の60代の患者さんを担当したことがありました。20代からずっとコンプレックスで長年温泉などには恥ずかしくて行けなかったそうですが、乳頭形成を行った後は、「温泉に行けました」「今度は友達と3人で行きます」といったようにより積極的に行動されるようになりました。
外見の美しさがより内面の美しさを増大し、積極的な行動がより魅力的で美しい人柄を作るのではないでしょうか。

今後の美容医療に求められるものは何だと思いますか？

様々な治療・施術がこれまで同様に開発されてくるでしょうが、安全でより効果のある治療法の選択が重要になってくると考えています。我々美容医療を提供する側としては、幅広い知識と確かなる技術を得るために日々研鑽を積む必要があり、その中から各々の患者様に最適なものを提供する正しい選択が必要となり、また患者様側も、いろいろなクリニックで話を聞き、幅広い知識を持ち合わせ、自分のことを本当に考えてくれているドクターやスタッフがいるクリニックの選択が重要になってくると思います。

これから美容医療を受けようと考えている方にメッセージをお願いします

こうなりたいという理想があっても、なかなか美容医療の門を開くのは簡単ではないと思います。一人で考えていても希望と不安が行ったり来たりすることでしょう。我々はそんな患者様と一緒になって理想に近づけるように一緒に歩んでまいります。是非一度門を開いてみてください！