まずは埋没法と切開法のちがいを理解しよう
老化や紫外線などの影響でコラーゲンやヒアルロン酸が減少することにより起こるまぶたのたるみ。一昔前よりお手軽になったことで、まぶたのたるみを改善しようと二重の施術を受ける人が近年増加しています。
二重術は「埋没法」と「切開法」の2つに大別されます。埋没法とは、極細の針でまぶたに1~4箇所(たるみの程度などによる)の穴を空け、そこに極細の糸を通して、たるんだ皮膚を折りたたむ施術。メスを使わないので腫れや痛みを最小限に抑えられるほか、後から幅を変えたり元に戻すことができるなど、そのお手軽感が人気です。
切開法とは、まぶたの上を切開してたるんだ皮膚や余分な脂肪を取り除く施術。たるみが進んでいる、皮膚が分厚い、脂肪が多いなどの理由で埋没法では理想の二重ラインを復活させるのが難しい場合に最適な施術といえます。また、数年後に元のまぶたに戻ってしまう可能性が伴う埋没法に対し、その心配が少ないのも切開法の魅力です。
自分のまぶたのたるみ方に適した施術法は?
一口にまぶたのたるみといっても、程度や症状、理想の仕上がりなどは人によってまちまちです。たるみの度合いやまぶたのタイプをいくつかピックアップし、それぞれにおすすめの二重術やたるみ改善の施術例をご紹介します。
TYPE.1 軽度のたるみ+皮膚が薄め〜普通
おすすめの施術:二重術マイクロメソッド+α埋没法(2点留め)
ダウンタイム:約2~3日
従来と比べてさらに細い糸(約0.05mm)と針(約0.33mm)を使うことで腫れや痛みを極限まで抑えるなど、聖心美容クリニックだけで受けられる最新の埋没法です。たるみが気になり始めた30代後半から40代の人にもっとも人気のある二重術といえます。
<マイクロメソッド+α>
【施術内容】ブジーシミュレーションした希望のラインに沿って、特殊な専用の極細糸で数点で固定し、重瞼を作成する。
【リスクや副作用】術後の腫れ、痛み、内出血、左右差、後戻り、シスト形成、異物感、ドライアイ症状、眼瞼痙攣。
【費用】99,000円〜205,000円(108,900円~225,500円)※()内は税込みの金額です
※料金、リスク・副作用、施術内容は登録時点での情報となります。最新の情報はクリニックへお問い合わせください。
TYPE.2 中度〜重度のたるみ+皮膚が厚め
おすすめの施術:眉下リフト(眉下切開法)
ダウンタイム:約1週間
分厚い皮膚はたるみを引き起こしやすく、加齢とともに二重ラインが狭くなったり、たるんだ皮膚が二重ラインに覆いかぶさってきつい目つきになりがちです。眉下リフトは、眉下部分の最も分厚い皮膚を切除してたるみを引き上げる方法で、自然かつ確実に美しい二重ラインを描けるのが特長です。失敗や傷跡を心配する人も多い切開法ですが、聖心美容クリニックでは、眉毛を残して傷跡を目立たなくする工夫と技術が活かされた切開法を採用しています。
<眉下リフト>
【施術内容】デザインに沿って皮膚切除。場合によって眼輪筋切除や、皮下剥離などの処理を行なう。非吸収糸で形態を調節しながら皮下、皮膚を縫合する。
【リスクや副作用】術後の浮腫、痛み、内出血、血腫、シスト形成、肥厚性瘢痕、眉毛変形、引き攣れ、閉瞼障害、二重の消失、変形。
【費用】300,000円(330,000円)※()内は税込みの金額です
※料金、リスク・副作用、施術内容は登録時点での情報となります。最新の情報はクリニックへお問い合わせください。
たるみが進むと目尻が垂れ下がって三角のような形になり、さらにエイジングを感じさせる目元になってしまいます。著しいたるみには眉下リフトが確実といえますが、メスを入れたくないという人には3~4箇所留めをする埋没法もおすすめです。
<二重(埋没法)>
【施術内容】ブジーを用いてシミュレーションしたラインに沿って、非吸収糸にて結膜より刺入しループ状に糸を通し、皮膚側で結紮する。
【リスクや副作用】術後の腫れ、痛み、内出血、左右差、後戻り、シスト形成、異物感、ドライアイ症状、眼瞼痙攣。
【費用】39,000円〜185,000円(42,900円〜203,500円)※()内は税込みの金額です
※料金、リスク・副作用、施術内容は登録時点での情報となります。最新の情報はクリニックへお問い合わせください。
<眉下リフト>
【施術内容】デザインに沿って皮膚切除。場合によって眼輪筋切除や、皮下剥離などの処理を行なう。非吸収糸で形態を調節しながら皮下、皮膚を縫合する。
【リスクや副作用】術後の浮腫、痛み、内出血、血腫、シスト形成、肥厚性瘢痕、眉毛変形、引き攣れ、閉瞼障害、二重の消失、変形。
【費用】300,000円(330,000円)※()内は税込みの金額です
※料金、リスク・副作用、施術内容は登録時点での情報となります。最新の情報はクリニックへお問い合わせください。
TYPE.4 加齢性眼瞼下垂(がんけんかすい)
おすすめの施術:眼瞼下垂埋没法(2点留め)、切開法(腱膜縫縮法)
ダウンタイム:眼瞼下垂埋没法は約3〜4日(主にまぶた裏側の腫れや違和感)
切開法は約1週間
加齢によって、まぶたを持ち上げる筋肉である「上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)」が弱まり、まぶたが十分に開かなくなる症状です。加齢性ではまぶたのたるみを併発しているケースがほとんどなので、眼瞼挙筋の表面にある「挙筋腱膜」という、まぶたを引き上げる筋膜を縫い縮めることでたるみを改善します。目を開きやすくするだけの保険適用治療とはちがい、顔とのバランスやきれいな二重ラインなど見た目の美しさも考慮して施術するのは、美容クリニックならではです。
<眼瞼下垂>
【施術内容】
(埋没法)極細のナイロン糸にて、結膜側でミューラー筋や挙筋腱膜をタッキング(縫い縮める)
(切開法)上まぶたの皮膚を切開し、緩んだ挙筋腱膜を縫い縮める。適宜、皮膚、眼輪筋、眼窩脂肪、瞼板前組織を処理。
【リスクや副作用】
(埋没法)術後の腫れ、結膜浮腫、異物感、ドライアイ、視力の変化、眼瞼痙攣
(切開法)術後の腫れ、痛み、内出血、目の開きや二重幅の左右差、傷痕、二重の消失、シスト形成、ドライアイ、視力の変化、眼瞼痙攣。
【費用】
(埋没法)200,000円(220,000円)
(切開法)480,000円(528,000円)
※()内は税込みの金額です
※料金、リスク・副作用、施術内容は登録時点での情報となります。最新の情報はクリニックへお問い合わせください。
非常にデリケートなパーツなだけに、医師とじっくりカウンセリングすることが、仕上がりを大きく左右する二重術。希望する施術法や理想のデザインなどを伝えて、自分に最適な方法を選んでくださいね。
覆いかぶさるようにたるむ分厚い皮膚に対し、薄い皮膚のたるみはくぼみ目を引き起こしがち。目の周辺の筋肉が衰えることで脂肪が下に落ちることが原因です。このたるみに対しては、二重術ではなく「プレミアムPRP皮膚再生療法」という施術が適しています。これは、自分の血小板を注入することで組織を再生させてハリを取り戻す施術法で、一般のクリニックで使用するヒアルロン酸にありがちな、塞栓症やチンダル現象(青白く見えてしまう現象)というリスクを負うことなく、くぼみに伴うシワを改善できます。
<プレミアムPRP皮膚再生療法(目元のくぼみ・たるみ)>
【施術内容】麻酔クリームおよびブロック麻酔後、極細の鋭針や鈍針などで慎重に注入。【成分】患者様自身の、PRP(多血小板血漿)に成長因子(ヒト線維芽細胞増殖因子)、塩化カルシウム。
【リスクや副作用】浮腫、痛み、斑状出血、皮下結節、皮下色素沈着、アレルギー反応、異常増殖、悪性腫瘍の既往がある場合腫瘍の増大。
【費用】290,000円〜430,000円(319,000円~473,000円)※()内は税込みの金額です
※料金、リスク・副作用、施術内容は登録時点での情報となります。最新の情報はクリニックへお問い合わせください。